かんたんな答え
認知症のある方に合うレクリエーションは、なじみがあり、大人らしく、いっしょに楽しみやすいものです。洗濯物たたみ、仕分け、料理、音楽、写真を眺めること、散歩、庭仕事、ペットとの時間、かんたんなゲームなど。ご本人がずっと好きだったことを選び、難しい部分は引き受けて、疲れたらやめましょう。何かをやり遂げることより、いっしょに心地よく過ごす時間のほうが大切です。
- ご本人の人生から始めましょう。仕事、趣味、信仰、好きな音楽がいちばんの手がかりです。
- どんなレクリエーションも、必要に応じて小さくできます。手順を減らし、選択肢を減らし、難しいところはあなたが引き受けます。
- 見ているだけ、何かを手に持っているだけ、そばに座っているだけでも、参加していることになります。
- 疲れ、いら立ち、退屈のサインが見えたら、やめるか別のことに切り替えましょう。早めに終えるのは良い終わり方です。
- 正しくやることより、いっしょにやることのほうが大切です。
このページの内容(15項目)
認知症のある方にとっていちばん良いレクリエーションは、たいてい、ご本人がもともとやり方を知っていることを少しシンプルにして、信頼できる人といっしょにやることです。ここでは101のアイデアを種類ごとにまとめ、それぞれの準備の仕方と、難しくなってきたときにもっとやさしくする方法を紹介します。特別な道具は必要ありませんし、何かを最後までやり遂げる必要もありません。かごひとつ分のタオルと一杯のコーヒーをいっしょに楽しむだけでも、良い午後になります。
合うレクリエーションはどう選べば良いですか?
リストではなく、ご本人を見て選びましょう。ずっと好きだったこと、そして今日無理なくできることから始めます。
- 仕事や趣味を思い浮かべる。 米国アルツハイマー病協会は、事務の仕事をしていた方なら硬貨の仕分けや郵便物の封入、園芸が好きだった方なら庭仕事を楽しめるかもしれない、としています。
- すでにしていることに気づく。 お父さんが言われなくても毎朝玄関先を掃いているなら、それを一日の流れに組み込みましょう。
- できることの限界を踏まえて計画する。 疲れやすさ、視力、聴力、手の痛み、体のバランスは、どれも大切な要素です。
- 気分を見る。 にぎやかで忙しいレクリエーションが合う方もいれば、怖く感じる方もいます。
- 目的をもたせる。 地域の食事会で使うナプキンをたたむほうが、ただの練習よりもやりがいを感じられます。
段階ごとのおおまかな目安
認知症は、初期、中期、後期という段階で説明されることがよくあります。これはおおまかな呼び方で、きっちり分けられる枠ではありません。調子の良い日もあれば難しい日もあるので、今日の様子を見て判断しましょう。米国アルツハイマー病財団の段階別リストも、似た考え方でまとめられています。
| 項目 | 初期 | 中期 | 後期 |
|---|---|---|---|
| 気づくかもしれないこと | ほぼ自立している。計画すること、新しい名前、にぎやかな場所が難しくなる | 始めるときや手順に手助けが必要。言葉が出にくくなる | 日常のケアのほとんどに手助けが必要。五感がいちばん大切になる |
| 合うことが多いレクリエーション | トランプ、ボードゲーム、料理、庭仕事、日記、お出かけ、サークル活動 | 洗濯物たたみ、仕分け、かんたんな料理の手順、歌、アルバム、付き添っての散歩 | 好きな音楽、ハンドマッサージ、手に持てるやわらかいもの、読み聞かせ、外で座って過ごす |
| あなたの役割 | パートナー:どんな手助けがほしいかを尋ねる | 準備し、やって見せ、難しいところを引き受ける | レクリエーションをご本人のもとへ。あなたがそばにいること自体がレクリエーション |
| ほかのアイデア | 初期 | 中期 | 後期 |
認知症のある方とレクリエーションを始めるには?
小さく、隣に並んで、「いいよ」と言いやすい形で始めましょう。参加したい気持ちはあっても、計画したり始めたりするのが難しいという方は多いのです。
- 調子のいちばん良い時間帯を選ぶ。 朝であることが多いです。
- 先に道具をすべて並べておく。 すぐに始められるようにします。
- うまくやることではなく、手伝いをお願いする。 「これ、ちょっと手伝ってもらえますか?」
- あなたから始める。 最初のタオルをたたんで見せ、加わってもらいましょう。説明するより、やって見せるほうが伝わります。
- 一度にひとつの手順だけを示す。
- いちばん難しい部分を引き受ける。 米国アルツハイマー病協会は、材料はあなたが量り、そのあとでかき混ぜるスプーンを渡すことを勧めています。
- ご本人のやり方に任せる。 たたみ方が違っていても大丈夫です。
- 楽しくなくなったらやめる。 そわそわする、顔をしかめる、「できない」と言う。これらは、切り替えるか休むサインです。
いっしょにゲームを楽しむコツと会話のコツもご覧ください。
家での日々の家事
家事はなじみがあって役に立つので、始めるのにぴったりです。米国国立老化研究所(NIA)は、楽しめるかもしれない活動として、皿洗い、食卓の準備、掃き掃除、郵便物の仕分け、洗濯物たたみを挙げています。詳しくは家事を使ったレクリエーションをご覧ください。
- 温かいタオルをたたむ。 乾燥機から出したかごの中身をテーブルに広げ、並んでたたみます。難しくなってきたら、しわを伸ばして重ねるだけでも十分な手伝いです。
- 靴下の組み合わせをつくる。 はじめは色がはっきり違うものから。難しくなってきたら、明るい色と暗い色に分けるだけで十分です。
- 食卓の準備をする。 一度に一種類ずつ手渡します。お手本としてひとり分をあなたが並べておきます。
- 皿を洗う、または拭く。 温かい石けん水と、割れない食器で。座って拭くほうが足への負担が少なくなります。
- テーブルを拭く。 食後に湿らせた布巾を手渡します。落ち着かない手にとって、本物の仕事になります。
- 郵便物を仕分ける。 カタログやチラシを「とっておく」と「資源ごみ」に分けます。大事な請求書は混ぜないでおきましょう。
- チラシを切り抜く。 先の丸いはさみとスーパーのチラシで。難しくなってきたら、好きな食べ物に丸をつけるのも良いでしょう。
- 硬貨を仕分ける。 小銭を種類ごとにカップへ分けたり、硬貨用の包み紙に巻いたりします。ものを口に入れてしまう方の場合は、小さなものは避けましょう。
- 掃く、ほこりを払う。 玄関先を軽いほうきで、または椅子に座って柄の長いはたきで。
- 食事づくりを手伝う。 野菜を洗う、レタスをちぎる、かき混ぜるなど。包丁と火はあなたが扱います。
- 家族のレシピでお菓子を焼く。 ご本人の手書きのレシピカードがあれば、それを使いましょう。難しくなってきたら、味見係をお願いできます。
- 事務仕事をする。 手紙を折る、封筒に入れて切手を貼る、いっしょに買い物リストを書くなど。
音楽
言葉が出にくくなっても、なじみのある音楽は心に届くことがあります。米国アルツハイマー病協会の音楽のヒントでは、なじみのある曲を選び、CMが入らないようにし、テレビを消しておくことが勧められています。音楽を使ったレクリエーションもご覧ください。
- 自分だけのプレイリストをつくる。 十代、二十代のころの音楽、結婚式の曲、信仰にまつわる音楽、ふるさとの文化の音楽。
- いっしょに歌う。 まずはあなたが歌い始めましょう。ハミングや聴いているだけでも参加しています。
- リズムをとる。 手をたたく、ひざを軽くたたく、ハンドドラムをたたく。座ったままでも、後期の方でもできます。
- 踊る。 台所でゆっくりと踊る、または座ったまま手をつないで揺れる。
- アルバムを一枚通して聴く。 好きなレコードを最初から最後まで、コーヒーを飲みながら、ほかには何もせずに。
- 音楽について話す。 事実ではなく、思い出話を引き出しましょう。「よく行っていたダンスのこと、聞かせてください。」
- ミュージカルやコンサートの映像を観る。 大好きだった舞台なら、すてきな夜になります。いつでも一時停止して大丈夫です。
- なじみのある楽器を弾く。 ピアノを弾いていた方なら、かんたんな曲を楽しめるかもしれません。難しくなってきたら、いっしょにいくつか音を鳴らすだけでも。
- 生の演奏を聴く。 地域の短いコンサートや合唱の練習など。出口の近くに座りましょう。
回想:写真、ものと思い出話
テストするのではなく、いっしょに昔を楽しみましょう。「覚えていますか?」「これは誰ですか?」は避け、答えが自由な声かけを使います。回想を使ったレクリエーションもご覧ください。
- アルバムをめくる。 見えたものを言葉にしましょう。「すてきなドレスですね。この日のこと、聞かせてください。」ご本人がどんな名前で呼んでも、それに合わせます。
- 思い出の箱をつくる。 靴箱に、仕事の名札やレシピカードなど、ご本人の人生にまつわるものを入れます。一度にひとつずつ取り出しましょう。
- 人生の物語の本をつくり始める。 各ページに数枚の写真と、大きな文字の説明を。新しく関わる人がご本人を知る助けにもなります。
- 会話カードを使う。 会話カードは、絵と答えが自由な問いかけを組み合わせたものです。
- 家族の写真でゲームをつくる。 写真合わせなら、ご自分の写真が絵合わせゲームになります。
- ホームビデオや昔のテレビ番組を観る。 質問するより、いっしょに感想を言い合いましょう。
- 仕事で使っていた道具に触れる。 スパナ、聴診器、帳簿など。手が思い出話を導いてくれることがよくあります。
- 子どものころの料理をつくる。 かき混ぜる、味見をする、または台所であなたといっしょに座っているだけでも。
- 住んでいた場所の地図を見る。 大きな地図帳でなじみのある道を指でたどりながら話しましょう。
創作のレクリエーション
アートは、完成品よりも手を動かすことそのものが大切です。道具は大人向けで安全なものを。手芸・工作もご覧ください。
- 水彩絵の具で描く。 厚手の紙と、少しの色で。始めるのが難しければ、最初のひと筆をいっしょに導きましょう。
- 大人向けのぬりえをする。 マンガではなく、花やキルトの柄を。ぬりえは画面でも、印刷しても使えます。
- コラージュをつくる。 雑誌から庭や車や料理の写真を切り取り、のりで貼ります。難しくなってきたら、写真を選ぶだけでも十分です。
- 花を生ける。 スーパーで買った花束と花瓶で。難しくなってきたら、瓶に数本さすだけでも。
- いっしょに編み物をする。 太い編み針で、かんたんな段を。難しくなってきたら、毛糸を玉に巻くのも良いでしょう。
- 家族へのカードをつくる。 実在の人に送る誕生日カードやお見舞いのカードに、スタンプを押す、名前を書く、飾りをつけるなど。
- 紙粘土で形をつくる。 小さなお皿を押し広げてつくります。害のない材料を使い、そばにいましょう。
- 木にやすりをかけて仕上げる。 切り出し済みの巣箱キットと紙やすりで。電動工具は使いません。男性向けのレクリエーションもご覧ください。
- 手紙を書く、または口述する。 お孫さんや古い友人へ。書くのが難しければ、ご本人が話し、あなたが書きます。
屋外と庭仕事
外の空気と日の光は、良い友です。屋外と庭仕事のレクリエーションもご覧ください。
- 植物に水をやる。 小さなじょうろと鉢をいくつか。毎日の水やりが一日にリズムを与えてくれます。
- 鉢に植える。 鉢をテーブルに置けば、誰もしゃがまずにすみます。種より苗のほうがかんたんです。
- 草取りや花がら摘みをする。 手袋をつけて、一度に小さな花壇ひとつずつ。
- 落ち葉を集める。 小さな一角だけ。難しくなってきたら、袋の口を開けて持っているのも立派な仕事です。
- なじみのある道を歩く。 近所をひと回り、または郵便受けまで。短くても大丈夫です。
- いっしょに外に座る。 おだやかな日に、縁側やベランダの椅子で。雲や通る人を眺めます。
- 鳥にえさをやる。 いっしょにえさ台を満たし、窓辺の席から眺めます。
- 車を洗う。 バケツとスポンジで、暖かい午後に。ホイールをすすぐのは、ひと手順でできる良い仕事です。
五感を使ったレクリエーション
認知症が進むにつれて、触れる、嗅ぐ、味わう、聴く、見ることがより大切になります。英国の国民保健サービス(NHS)は、後期の方に向けて、音楽、手に取れるもの、ハンドマッサージを挙げています。まずアレルギーと誤嚥・窒息の危険を確認しましょう。五感を使ったレクリエーションもご覧ください。
- ハンドマッサージをする。 まず尋ねてから、少しのローションで。肌やアレルギーに不安があれば、無香料のものを選びましょう。
- 布の手ざわりを楽しむ。 ベルベット、コーデュロイ、ウール、サテンの布を入れたかごを用意し、なでたりたたんだりします。
- ハーブやコーヒーの香りを楽しむ。 生のミントやローズマリーを指でこすって。呼吸器に問題がある方には、強い香りは避けましょう。
- 髪をとかす。 ご本人が心地よく感じるなら、ゆっくり、やさしく。
- 温かいおしぼりを使う。 寒い日に手や顔に。まず温度を確かめましょう。
- アクティビティエプロンで遊ぶ。 大きなボタンやファスナーをしっかり縫いつけたもの。外れそうなものがないか確認しましょう。
- 好きなおやつを味わう。 小さなひとさじを、安全に食べられる形状で。
- 自然の音を流す。 雨、波、鳥のさえずりを小さな音量で。
- ゆっくり動くものを眺める。 水槽、自然の映像、降る雪など。
ゲームとパズル
ゲームは、時間制限も点数もプレッシャーもないときにうまくいきます。テストのように感じられ始めたら、片づけましょう。アプリやゲームの選び方と脳トレゲームもご覧ください。
- 絵を合わせる。 絵合わせは絵を表向きのままにできるので、覚えることではなく、気づくことが中心になります。
- 同じ絵をさがす。 同じ絵さがしは二〜四つの選択肢から選びます。一枚ずつ絵についておしゃべりしましょう。
- かごに仕分ける。 いっしょに仕分けは、画面の上で靴下を仕分けるようなものです。
- 大きなピースのジグソーパズルをする。 大人向けの絵で、ピースの数は少なめに。絵パズルは絵全体が見えたままです。詳しくは認知症の方のためのパズルをご覧ください。
- 昔なじみのトランプをする。 長年遊んできたものなら何でも。難しくなってきたら、色ごとにカードを分けるだけでもひとつのゲームになります。
- ドミノで遊ぶ。 端の目を合わせます。難しくなってきたら、牌を並べるだけでも大丈夫です。
- 大きな文字の言葉さがしをする。 大きな文字の言葉さがしは、言葉が横と縦にだけ並んでいて、印刷もできます。
- なじみのことわざの続きを言う。 ことわざの続きでは、いつでも答えを表示できます。
- 絵ビンゴをする。 絵ビンゴは家族でもグループでも楽しめます。カードに印をつけるのは遠慮なく手伝いましょう。
- チェッカーをする。 ルールはゆるやかに。おしゃべりしながら駒を動かすだけでも十分です。
体を動かす
NIAは、散歩、エアロバイク、ストレッチ用のバンド、やわらかいボールや風船を投げ合うこと、スープ缶を持ち上げること、高齢者向けの運動の動画を勧めています。新しいことを始める前には、特にバランスに不安がある場合は、医師に相談しましょう。
- 風船を投げ合う。 向かい合って座ります。風船はゆっくり動くので、受け止めやすいのです。
- 座ってできる運動の動画をいっしょにする。 高齢者向けにつくられたものを、隣に並んで。
- バンドでストレッチする。 座ったまま、軽いバンドで腕をやさしく引きます。
- スープ缶を持ち上げる。 ゆっくりと腕を上げます。音楽に合わせても。
- エアロバイクをこぐ。 楽なペースで数分、あなたがそばにいるときに。
- スカーフを持って踊る。 軽いスカーフを音楽に合わせて振ります。座っても立っても。
- 目的をもって歩く。 手紙を出しに、コーヒーを買いに。出かける理由があると自然に感じられます。
- 呼吸のひと休みをいっしょに。 ゆったり呼吸でいっしょにペースを落としましょう。
人との交流
名前が出てこなくても、人と過ごす時間は大切です。大人数より少人数のほうが楽です。NIAは、訪ねてきた人が誰なのか思い出せなくても、いっしょにいることを楽しめることが多いと述べています。面会もご覧ください。
- 訪問は一度に一人か二人まで。 静かな部屋で短めに。いっしょに見る写真を用意して。
- 家族とビデオ通話をする。 短めに、話すのは一度に一人ずつ。電話やビデオ通話もご覧ください。
- 認知症カフェに行ってみる。 認知症のある方と介護する方が気軽に立ち寄れる集まりです。近くにあるかどうか、お住まいの地域包括支援センターに尋ねてみましょう。
- すいている時間に外食する。 NIAは、なじみのある静かな店に混まない時間帯に行き、トイレに近い席に座ることを勧めています。
- 地域の集いの場やデイサービスに行く。 ご本人には人との交流を、あなたにはひと休みの時間を。
- 子どもと過ごす。 お孫さんが短い時間、落ち着いて訪ねてくる。または、小さな子に絵本を読んであげる。
- コーヒーを飲みながら新聞を広げる。 見出しを声に出して読みます。ニュースの中身より、その習慣が大切です。
- 誰かの役に立つ。 地域の行事のプログラムを折る、ご近所の方へのカードをつくるなど。
信仰とこころのよりどころ
ご本人の信仰に合わせましょう。信仰がなければ、それも尊重します。NIAは、なじみのある礼拝、聖典などの朗読、宗教音楽、祈り、瞑想、行事の習わしを挙げています。
- なじみのある礼拝やお参りに行く。 静かめのものを選び、通路側に座り、その場の方々に認知症のことを伝えておきましょう。
- オンラインで礼拝を見る。 出かけるのが負担な日に。
- いっしょに祈る、読む。 なじみのある言葉を、ゆっくり読みます。知っている部分でいっしょに唱えてくれるかもしれません。
- 賛美歌や宗教の歌を歌う。 ご本人の信仰の伝統にあるものを。
- 行事の習わしを続ける。 電池式のろうそく、祈りや感謝の言葉、ずっと使ってきた飾りつけ。
- 静かな時間を分かち合う。 庭に座る、いっしょに夕日を眺める。
ペットと動物
NIAは、ペットにえさをやる、毛づくろいをする、散歩する、そばに座って抱っこする、といったことを挙げています。
- おとなしい犬や猫をブラッシングする。 長く、ゆっくりとしたストロークで。
- いっしょにペットにえさをやる。 あなたが量り、ご本人が入れます。
- いっしょに犬の散歩をする。 リードはあなたが持ちます。
- ペットをひざに抱く。 毛布の上のおとなしい猫は、とても気持ちを落ち着かせてくれることがあります。
- 動物の訪問を受け入れる。 動物とのふれあいの機会を設けている介護施設やデイサービスもあります。地域で尋ねてみましょう。
- 本物そっくりのぬいぐるみを渡す。 ペットがいない場合、リアルな猫や犬のぬいぐるみを抱くのを楽しむ方もいます。おもちゃとしてではなく、さりげなく渡し、断られたらそれを受け入れましょう。
季節のレクリエーション
伝統は続けながら、もっとシンプルに。NIAは、忙しい行事の時期には無理のない計画を立て、休憩できる静かな場所を用意しておくことを勧めています。
- 季節の飾りつけをする。 かぼちゃ、リース、テーブルに飾る生花など。
- 行事のおやつをつくる。 生地をのばす、クッキーにアイシングをする。オーブンはあなたが扱います。
- 飾りをつるす。 割れない飾りを、一度にひとつずつ手渡します。
- イルミネーションを見にドライブする。 夕方の短いドライブなら、ただいっしょにいるだけで楽しめます。
- 春に咲く球根を植える。 秋に鉢へ球根を押し込み、芽が出るのを待ちます。
- とうもろこしの皮をむく、豆のさやをむく。 ひざにボウルをのせて、縁側でする夏の仕事です。
- 季節のあいさつ状の準備をする。 ご本人が名前を書く、切手を貼る、封をする。宛名はあなたが書きます。
レクリエーションがうまくいかないときは?
いったんやめて、別の機会に違うことを試しましょう。NIAは、いら立ちのサインに気を配り、ご本人が見ているだけのほうが良ければそうしてもらうことを勧めています。「いや」は多くの場合、作業が難しすぎる、時間帯が合わない、または痛み、空腹、騒音など何か別のことが気になっている、という意味です。もっと小さくする、一日の早い時間に試す、あるいはあなたが始めて加わってくれるかどうか様子を見ましょう。断られたときと夕方の落ち着かなさもご覧ください。
食事や休息の合間にレクリエーションを取り入れるには、ゆったりとした一日の流れをご覧ください。手元に用意しておけるものは印刷できる教材、グループを担当している方は介護施設でのグループレクリエーションをどうぞ。あなた自身の休息も大切です。介護する方のセルフケアもご覧ください。
よくある質問
認知症の方にはどんなレクリエーションが向いていますか?
ご本人が長年やってきたなじみのあることを、少しだけシンプルにしたものです。洗濯物たたみ、食卓の準備、料理、音楽、写真を眺めること、散歩、庭仕事、ペットとの時間など。大人らしく役に立つと感じられることを選び、いっしょにやりましょう。
レクリエーションはどのくらいの時間が良いですか?
決まった長さはありません。ある日はタオルを数分たたむだけで十分なこともあれば、別の日には庭で1時間過ごしても楽に感じられることもあります。ペースはご本人に任せ、まだ心地よいうちに終えましょう。
レクリエーションを嫌がるときはどうすれば良いですか?
無理に勧めないでください。「いや」は、作業が難しすぎる、タイミングが合わない、疲れている、どこか具合が悪い、といったことの表れかもしれません。時間をおいてもう一度誘う、もっと小さな形で勧める、またはあなたがそばで始めて手伝いをお願いしてみましょう。
脳トレゲームは認知症の方に良いのですか?
ゲームはいっしょに過ごす楽しい時間になりえますが、認知症を治療したり、進行を遅らせたり、止めたりできると示されたゲームはありません。時間制限、点数、不正解の音がないゲームを選び、テストではなく、いっしょに楽しむレクリエーションとして扱いましょう。
子どもっぽく感じさせないためには?
本物の、大人向けの道具を使いましょう。本物のタオル、本物のレシピ、大人の音楽や画材、大人向けのテーマの絵などです。本当に手伝ってほしいこととしてお願いし、ご本人を一人の大人として話しかけましょう。
出典
このページの根拠となる団体や研究へのリンクを掲載しています。いずれもページを更新した時点で確認しています。
- Adapting Activities for People With Alzheimer's Disease · National Institute on Aging
- Activities · Alzheimer's Association
- Therapeutic Activities for 3 Main Stages of Alzheimer's disease · Alzheimer's Foundation of America
- Activities for dementia · NHS
- Music / Art Therapy, Alzheimer's & Dementia · Alzheimer's Association